four seasons ~恋人たちの午後~

気の向くままに文字を綴ります。。。

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私の彼は副社長 12


「ああっ!!」


私の手から離れたドライバーは、脚立の角に当たり大きな金属音を立てながら土間に転がった。




午後の昼下がり、一番嫌いな日曜大工。
シャッターの締りが悪くて見ているんだけど、全然理由が分からない。そんな、四苦八苦している私に声をかけた人がいた。
「今日は、計画書を変更したから届けに来たよ。悪くない提案になったから目を通して。それと、何か困ったことは……あーあるようだね」
落ちたドライバーを拾い上げたのは、FIE副社長恩田真純。
 



あれからも、彼は店にちょくちょく顔を覗かせていた。
こうやって、買収した跡地の開発計画書を持ってきては、目を通してと置いてゆく。特別土地を手放すようせっつくこともせず、花束を買ったり、こうやって困ったことがないかと言葉をかけてくるのだ。一見親切そうだが、OLの詩織から言わせると『彼、営業のノウハウも知っているのね』ということらしい。




「いえ、なぁ~んにもありません」
「大変そうじゃないか。ちょっと、僕に見せて」
「いいですって!!あっ!!」
彼と押し問答の末に、脚立の上でバランスを崩した私は、声にならない悲鳴を上げてしまった。手が離れぐらりと揺れたかと思うと、脇に大きい手が添えられる。それが真純の手だということに気付くと、私は息を呑んでしまった。
彼の顔がすぐそばにある。
呼吸さえも聞こえてきそうなその距離に、身体全体が火照った。


「女性がそんな事をしてると、危なっかしくてたまらなくなる。ちょっと退いてもらうよ」


その言葉とともに、突然身体がふわりと宙を舞った。
彼が脇に入れた手を使い、私を抱き上げたのだ。あまりに突然のことにバタついて拒否することすら忘れていた。



私は、まるで小さな子犬のように場所を移動させられたのだった。








第13話につづく






今回は、短めのUPです。
次回は長め、早めに更新したいと思ってます☆


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(かなりの確立で更新の後押しとなりそうです。。。笑)
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まるこ

Author:まるこ
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『春夏秋冬』(R-15)

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目次

私の彼は副社長

登場人物

~出会い編~
1/ 2/ 3/ 4/ 5/ 6/ 7/ 8/ 9/
10/ 11/ 12/ 13/ 14/ 15/ 16/
17/ 18/ 19/ 20/ 21/ 22/ 23/
24/ 25/ 26/ 27/ 28/ 29/ 30/
31/ 32/ 33/ 34/ 35/ 36/ 37/
38/ 39/ 40/ 41/ 42/ 43/ 44/
45/ 46/ 47/ 48/ 49/

~真純くんの事情~
1/ 2/ 3/ 4/ 5/ 6/ 7/ 8/ 9/ 10/
11/ 12/ 13/ 14/

~恋人編~
本家サイトにて公開中(R-15)





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