four seasons ~恋人たちの午後~

気の向くままに文字を綴ります。。。

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私の彼は副社長 1


「我が商店街の人手は、年々減少し……」

私の店も入っている青空商店街。
3ヶ月に1回の会合は、いつもこんな話題で盛り下がってゆく。


昔の商店街は、人々の活気に溢れていたという。しかし、駅裏に出来た大型ショッピングセンターに客は取られ赤字に転落、30あった店は現在8店舗まで減ってしまった。
そして、戦後アーケードを覆った天井も長年の雨風により風化し、壊れた屋根からは青空が見え、本当の意味での青空商店街となってしまったのだった。


「で、花屋の羽並葉子(はなみようこ)さん。この商店街を活気あるものにするために、どうすべきか考えてきましたか?まず、お若い店主の話から聞きましょう」


大抵発言権は、まずこの店主の会で一番若い私に来る。
しかし、毎回のように奇抜な発言をする私の案は却下されるのだ。
だけど、なんとかして立て直したい一心で、私は自分の思いを告げた。
「この寂れた商店街の景観を変えることが必要だと思います。例えば、つぶれた店を壊し子供たちが遊ぶ公園などを建てれば、その親が集まり人手が増えるかとも思うのですが、現実問題、買収するお金などありませんから……」


「それで?」
また、夢物語だと思っているに違いない。店主達のざわざわとした声が聞こえてくる。
「土地の持ち主に許可を得て、シャッターに専門アーティストから壁画みたいな絵を描いてもらうのはどうか…な…と」
「はい、次。魚屋の多美子さん」
やっぱり、無言で却下されてしまった。
でも、もういろんな手を尽くしたのだ。


今まで、人を寄せるためにありとあらゆることをした。
だが、何をやっても大型の駐車場を持つショッピングセンターには負けるのだ。
このままだと、商店街が消える前にうちの花屋がつぶれてしまう。
祖母の代から続く花屋、それだけはしたくなかった。

 

第2話へ つづく







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『春夏秋冬』(R-15)

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目次

私の彼は副社長

登場人物

~出会い編~
1/ 2/ 3/ 4/ 5/ 6/ 7/ 8/ 9/
10/ 11/ 12/ 13/ 14/ 15/ 16/
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45/ 46/ 47/ 48/ 49/

~真純くんの事情~
1/ 2/ 3/ 4/ 5/ 6/ 7/ 8/ 9/ 10/
11/ 12/ 13/ 14/

~恋人編~
本家サイトにて公開中(R-15)





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